コイの季節

コイの季節


釣り仲間とコイのフライフィッシングをしてきました。
渓流がシーズンオフのこの季節がコイの季節。
今年の初釣りがこのコイのフライフィッシングになりました。

フライフィッシングでコイを釣る方法はたくさんあるのですが、今回はドライフライフィッシングで釣りました。
ドライフライといっても、コイが水面の虫などを食べる状況はあまりありません。
水面の餌を食べるのは、水面に餌をばらまいてあげなければなりません。
そこで・・・


パンを1~2cm角ぐらい大きさに切り刻んだものをコイがいる川にまいて、寄せ餌にします。
コイが水面のパンをパクパク食べ始めたところに、パンに似せたパンフライを流す・・・という釣りになります。
ちなみに拙作のパンフライはこんな感じ。

フックは8番。白いエッグヤーンをボディにまいて、発泡のバックアップ材をウキにしています。ちょうど寄せ餌にする切り刻んだパンと同じぐらいの大きさにするのがコツです。
ちなみに、寄せ餌に使うパンは香りが強い「超熟」や「超芳醇」が良いです。パスコやヤマザキパンの回し者ではないのですが、露骨に反応が違います。数十円をケチるぐらいならばよいパンを買いましょうw

60cmクラスの魚を相手にするので、タックルはそれなりにパワーが必要で、ロッドは5番以上、リーダー-ティペットは3X-4X以上の太さのシステムがあると余裕が出ると思います。ちなみに今回僕は、電車釣行ということで5番のパックロッドOrvis Clearwater Frequent Flyer 905 7PCで参戦しました。あー、このロッド、すでに絶版っぽいですね。パックロッドとしてはすごい使いやすいのに……

で、コイがパクパクとパンを食べ始めるまで切り刻んだパンをまくんだけど、コイが寄ってくるまでは割と多めに、寄ってきたら自分が流したいレーンに誘導するように少しずつまくのがコツです。

コイが寄ってきたところで、フライをキャストして食わせるのですが、これがなかなか難しい。大げさではなくコイはヤマメ並みにドラグには敏感で、ちょっとでもフライが不自然な流れかたをすると食ってくれません。ヤマメのダウンクロスでのライズハントと同じ流し方をする必要があるのです。

以前僕の旧ブログで紹介した、忍野のライズハント方法と同じ流し方が自分の中ではベストだと思ってます。

そういうところで、渓流解禁前のちょうどよいトレーニングになります。
そしてトラウト類と比較にならない重さと引き味は、大物をかけた時の良いトレーニング。

そんなコイのフライフィッシング、この季節にお勧めです。