源流イワナ釣りのリーダーシステム

源流イワナ釣りのリーダーシステム

(0 のコメント)

また週末は檜枝岐にイワナのフライフィッシングに行ってきました。
人が多かったので、檜枝岐川の源流域、七入沢を釣り上がりました。この沢は源流域ですが入渓退渓が非常に楽なので源流初心者にもおすすめではあります。
とは言っても、成魚放流が無いエリアですから魚影は薄いです。それでも魚がいる所を見つけて毛針を打ち込めば魚は反応してくれます。

いるところに毛針を投げれば反応する。イワナはそういう魚です。
だから、イワナのフライフィッシングは渓流のフライフィッシングの中でも初心者向けだと思います。
まぁ、イワナがいるところまで行くハードルが高いのですけどね(^^;;

そんなわけで、イワナ釣りとキャンプを楽しんだ週末でした。
詳しくは↓を見てやってください。

さて、イワナ釣りといえば、シマノのテレビ番組「釣り百景」のイワナのフライフィッシングの回が7/2あったんですよ。
もちろん釣り人は里見栄正さん。日本のフライフィッシングの第一人者です。

でも、里見さんのタックル説明を見て仰天しました。再編集版がYou Tubeにアップされているのでその動画をタックル紹介の部分から貼っておきます。

要約すると、こうです。

全長が16~7フィートのリーダーシステム。
障害物が多いからリーダーを長くできないと言う人もいるが、キャスティングに必要な空間には大差がなく、その先の釣りをする時にリーダーが長いほうが有利なことが多いし、リーダーが長いほうがむしろ釣りやすい。

いや、そんなことないやろー。
ちなみに僕が今回の釣行で使ったタックルはこうです。

リーダーシステムは合計9フィートですから里見さんのリーダーシステムの半分ぐらいです。
それで、まあまあの釣果を出している僕ですよ。

まず、障害物が多いからリーダーを長くできない・・・ではありません。きちんとターンさせて毛針をピンポイントで打ち込むためにリーダーを短くしているのです。もちろん里見さんぐらいの経験があればその長さのリーダーでもピンポイントに打ち込めるのでしょうけど、僕にはできません。だからリーダーを短くしているのです。

また、イワナのドライフライフィッシングではロングドリフトはほとんど必要ありません。ポイントに1発で毛針を打ち込む勝負になります。

例えば、冒頭の写真の魚は、この写真の赤丸のところで出ました。
こんなポイント、どう転んでもロングドリフトなんてできません。いいところ1秒です。だから、ドリフトの事を考えるぐらいならば正確に毛針を打ち込むべきです。そこにロングリーダーロングティペットの利点なんてありません。

そんなわけで、特に源流域のイワナのドライフライフィッシングでロングリーダーロングティペットが必要になるシチュエーションは殆どありません。ほとんど必要ないのにロングリーダーロングティペットを使う必要はないですよね。快適にポイントに打ち込める長さで十分です。もちろん、キャスティングがうまいのでロングリーダーロングティペットでも快適に打ち込める人はそのままでいいですよ。でもそんな人でもショートリーダーのほうが快適なんじゃないかと思います。だって、ポイントまでの距離が短い源流域じゃロングリーダーロングティペットだとフライラインが殆ど出ないからね。

じゃあ、突然プールがあって、そこで気難しいライズをしている魚がいたらどうするんだ?と言われるかもしれません。
その時は……リーダー変えればよくない?w
フライベストにリーダーを入れるスペースがない人なんていないでしょ? そこに長いリーダーと短いリーダーを入れておけばいいんです。普段は短いリーダーを使っていて、どうしても長いリーダーじゃないとだめなシチュエーションに出くわしたら、その時になってからリーダーを変えればいいんです。そんな、あるかないかもわからないシチュエーションのために、最初から最後までロングリーダーロングティペットを使う必要なんて皆無です。快適にショートリーダーで釣りしましょうよ。

あと、きちんとリーダーをターンさせてストレートに毛針を打ち込む、というフライフィッシングの基本中の基本ができていないと、渓流以外のフライフィッシングはできませんぜ!! 海や湖のフライフィッシングでスラックは悪手でしかないからね!!!

ぶっちゃけ僕にはロングリーダーロングティペットを使いこなすテクがないのも確かですが、快適に釣りをして釣果を出したほうが楽しくないかいってお話でした。

コメント

現在コメントはありません

新しいコメント

必須

記入が必要です(公開はされません)

オプション

必須