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*ICO [#lca2645a]

PlayStation2のアクションゲーム。~
美しい古城の風景と、少年と少女が手と手をつないで走っていく、「二人っきりの切ない脱出行」という雰囲気がたまらない。

主人公は角が生えて生まれてきた少年。村のしきたりで角の生えた子供は13歳になると海の上に立つ廃城に生け贄にされることになっていました。その城の中で少年は不思議な少女と出会います。言葉の通じない少女の手を引いて、少年はこの廃城を脱出するために歩き始めます。少女をつけねらう影から守るために棒きれを握って。

「この人の手を離さない~
    僕の魂ごと離してしまう気がするから」

雰囲気を説明するのは難しいのですが、公式ページ( http://www.i-c-o.net/ )やITMEDIAのICOのページ( http://www.itmedia.co.jp/games/ps2/ico/index.html )のムービーを見て頂ければこのすばらしさが少しでもわかって頂けると思います。
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**ICOのすばらしいところ [#m09b9372]

なんていうか、まず雰囲気。美しくも恐ろしい廃城の光と影、水と風。はっきり言ってフィールドは広くないんだけど、これほど透明感がある風景を演出しているゲームは少ない。~
次に音。最低限の音だけで演出されているのがすばらしい。ほんの少しだけ入る音楽もまたすばらしくて、ボクはサウンドトラックも買ってます(^^)~
そして何よりも少年が少女の手を引いていくというアクション。けなげなアクション。少年のほうが少女より背が低いというあたりも、「幼い女の子を連れ回すロリコン」的なイメージにならなくていい。手を握った瞬間にコントローラーがぶるっと震えるのもすばらしい演出。棒きれを握りしめて少女をさらう影に立ち向かう少年。少女が壁をよじ登るために手をさしのべる姿。言葉も通じないのに少年の呼び声に答える少女。なんというか、「2人の切ない冒険」という雰囲気がたまりません。手と手をつないで心もつながっている。そんな感じです。~
言葉もほとんど無いのに、物語を感じさせるというのもすばらしいです。いや、クリアしても残ったままの謎は多いのですが、それもそれでイマジネーションが広がるわけで、かまわないと思います。~
そして、このゲームに漂う透明感です。光と空気と水、風景の透明感。そして、少年の心と少女の心、手のひらと手のひらの間の透明感。切ない冒険の中に透明感が漂うんですよね。
とっても切ない冒険なのに、なんか心が洗われる、そんな感じがします。

ほんと、PS2を持っている人で、この「けなげで切ない脱出行」を体験しなければ損してます。安くもなるし、数時間で終わるゲームなので、時間がない人にも挑戦してみる価値があると思います。

-内部リンク(ボクがBlogに書いたこと)
--[[ICOがさらにお求めやすく!!!>Cycles_of_Lifeの日記/2004-06-23/ICOがさらにお求めやすく!!!]]
--[[宮部みゆきの「ICO 霧の城」を読んだ>Cycles_of_Lifeの日記/2004-06-26/宮部みゆきの「ICO 霧の城」を読んだ]]
--[[宮部版「ICO」の反響>Cycles_of_Lifeの日記/2004-06-27/宮部版「ICO」の反響]]
--[[「ぼくが‥‥‥」ではないんだよね(ICO話)>Cycles_of_Lifeの日記/2004-06-28/「ぼくが‥‥‥」ではないんだよね(ICO話)]]

-関連外部リンク
--ICO 公式ページ~
http://www.i-c-o.net/
--真・女神転生III,ICO,AC NEXUSがBESTで登場(ITmedia 2004年6月21日)~
http://www.itmedia.co.jp/games/gsnews/0406/21/news05.html
--構想4年! 幻のPS版も公開! ICOはこうして作られた(ITmedia 2004年3月25日)~
http://www.itmedia.co.jp/games/gsnews/0403/25/news18.html
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